2023年4月3日は、日本橋 架橋 112周年記念日

街道

はじめに

お江戸日本橋は、1603年(慶長8年)に初めて架橋されたと言われています(諸説あり)。

現在の石造りの日本橋は、1911年(明治44年)4月3日に開通式が行われたという記録が残っていて、2023年4月3日に112周年を迎えました。

日本の道路網の中心 日本橋

江戸時代の五街道(東海道、中山道、日光道中、奥州道中、甲州道中)の起点だった日本橋は、明治になっても全国各地へ通じる国道の起点として「日本の道路網の中心」であり続けました。

日本橋は、今でも、街道歩きや国道ドライブを趣味とする人々にとって、聖地となっています。

現在、日本橋を起点とする国道は、
・国道1号(東京~大阪)
・国道4号(東京~青森)
・国道6号(東京~仙台)
・国道14号(東京~千葉)
・国道15号(東京~横浜)
・国道17号(東京~新潟)
・国道20号(東京~塩尻)
の7本です。

江戸・東京を代表するスポット 日本橋

日本橋は、江戸時代から「江戸を代表するスポット」として、浮世絵に数多く描かれました。

多くの浮世絵では、橋の東側(下流側)から西方向(上流側)を見る構図(江戸城や富士山をバックにした構図)が主流でした。

ただし、日本橋の浮世絵として最も有名な歌川広重の「東海道五捨三次 保永堂版 日本橋 朝之景」では、橋の南側(東海道側)から橋を見る独特の構図になっています。

一方、現在の日本橋二連アーチ型の石橋麒麟や獅子などの装飾が美しく、明治の架橋当時から写真映えスポットとして人気で、さまざまな構図の写真が撮影されています。

私のお気に入りの日本橋

そんな中で、私の一番のお気に入りの構図は、北東詰から南方向(東海道方向)を見た日本橋です。

日本橋と東海道 Photo by KazuHiRo

この構図は、
日本橋の美しさ
日本橋川
東海道
の3点セットがうまく組み合わさっていると思います。

特に、日本橋から東海道歩きをスタートする際には、写真の左上のビルの谷間にまっすぐ伸びていく東海道を見つめると、「これからこの道を歩いて思い出をたくさん作ろう」という決意が湧いて、わくわくした気持ちになります。

また、西から東海道を歩いてきてゴールした際には、この場所で今まで歩いてきた東海道を振り返って見ると、旅のいろいろな出来事を思い出しながら、達成感にひたることができると思います。

まとめ

江戸時代の東海道のルートを歩くといっても、江戸時代のままの風景の場所もあれば、明治、大正、昭和、平成、令和のそれぞれの時代の繁栄を感じさせる場所もあり、それが東海道歩きの面白さでもあります。

日本橋は、江戸時代の木製の橋から石造りの橋へと姿を変えましたが、旅の出発点や終着点としてふさわしい立派な橋であることには変わりないと思います。

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