はじめに
広瀬すずちゃんが登場する三井不動産のCM「三井のすずちゃん 日本橋街めぐり」篇がテレビなどで流れていますね。
YouTubeなどでも見ることができますので、ぜひご覧ください。
すずちゃんが、観光地としての日本橋の魅力を伝えてくれています。
日本橋の街めぐりを楽しんでみませんか?
日本橋の街の歴史
江戸時代の日本橋は、五街道の起点として日本の交通の中心であり、また、江戸の一番の繁華街としてにぎわいました。
その繁華街の中でも中心的存在だった店が三井グループのルーツである越後屋呉服店で、その周辺は江戸の街を象徴する風景でした。
どんな風景だったのかは「熙代勝覧」というキーワードで画像検索してみてください。
明治以降は、日本橋の北側には三井グループの本拠地として日本橋三越本店や三井本館などができました。
日本橋の南側にも江戸の呉服店をルーツとする白木屋(のちの東急百貨店)や高島屋などのデパートができました。
日本橋も新しい石造りの橋に生まれ変わり、日本橋の街は近代化された東京を象徴する風景へと変わっていきました。
東海道歩きのスタート
西暦2001年が「徳川家康が1601年(慶長6年)に東海道のルートを定めて宿場を置いてから400周年にあたる」ということで、その何年か前から東海道沿線では、東海道の道や宿場町の魅力を高めようという活動(東海道ルネッサンス)が始まりました。
道や宿場町の魅力が高まる→東海道を歩く人が増える→道や宿場町の魅力をもっと高めようという声が広がる→道や宿場町の魅力が高まる→東海道を歩く人が増える→・・・
ということで、江戸時代の東海道のルートを歩く人は今も数多くいます。
東海道の起点の日本橋からスタートする場合、JR東京駅を降りて、徒歩で日本橋へ向かい、石造りのアーチ形の橋、麒麟や獅子の彫刻、道路元標などを一通り見たら、先を急いで品川宿方面へ向かって歩き始める人も多いのではないでしょうか?
しかし、せっかく江戸時代のルートを歩くのでしたら、三井のすずちゃんのCMに登場する日本橋の街並みを楽しんでから歩き始めるのが、おすすめです。
(西から東海道を歩いてきた場合は、日本橋到着後に、日本橋の街並みをお楽しみください)
日本橋には、江戸時代から何百年も続く老舗が多くあります。
建物は新しくなっていても、店舗、店員さん、商品などから江戸の伝統を感じることができると思います。
徳川家康が何度も参詣したといわれる福徳神社は、若い女性たちも多く訪れるスポットになっています。
福徳神社から南へ向かう通りは、両側のコレド室町1とコレド室町2に和の雰囲気の外観の店が並んでいて、江戸の風情を感じられる場所になっています。
このような街並みが、日本各地の歴史ある街の再開発のお手本になるといいと思います。
日本橋の魅力アップが五街道を通じて、各地の魅力アップへつながる
三井のすずちゃんが日本橋の魅力をテレビCMなどで紹介してくれたことによって、日本橋を訪れる人がもっと増えることを期待します。
日本橋はこれからも「より魅力ある街へと生まれ変わる」ための再開発が進められます。
日本橋を訪れる人が増える→日本橋の魅力をもっと高めようという声が広がる→日本橋の魅力が高まる→日本橋を訪れる人が増える→・・・
という流れが続いていくことを願っています。
日本橋の魅力が高まれば、日本橋を起点とする五街道(東海道、中山道、日光街道、奥州街道、甲州街道)の旅の魅力も高まります。
すると、
五街道の旅の魅力が高まる→五街道を歩く人が増える→五街道各地の道や宿場町の魅力をもっと高めようという声が広がる→道や宿場町の魅力が高まる→五街道を歩く人が増える→・・・
というように、「より魅力ある街へと生まれ変わる」動きが各地へ広がっていくと思います。
まとめ
歴史ある街が「より魅力ある街へと生まれ変わる」ためには、三井のすずちゃんがCMで言っている「残しながら、蘇らせながら、創っていく」ということがとても大事だと思います。
このブログでも、「日本橋の魅力」、「東海道の魅力」、「五街道の魅力」そして「全国の街道の魅力」をいろいろ発信していきます。
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